シシリアに着いてまず向かったのが、Isole Eolie(エオリエ諸島)のVulcano(ヴルカーノ)。
7つの島から成り立つエオリエ諸島は、島によって雰囲気が全然違う。
ヴルカーノ島は、火山と温泉があるということなので、ここに決定した。
島のメイン観光ポイントは、Milazzo(ミラッツォ)からの船が到着する港Porto de Levante周辺に集中。
港の正面には、島のこじんまりしたメインストリートでレストランやカフェ、お土産屋さんや薬局、スーパーが並ぶ。
レンタルサイクルやバイク、クルージングなんかも沢山ある。
海沿いの道を下ると、硫黄の匂いがプンプンしてきて、すぐに泥沼温泉と海水温泉に到着。
山沿いに向かって進むと、今も白い煙をモクモクと吐く火山Vulcano della Fossa(ヴルカーノ・デッラ・フォッサ)に到着する。
私たちが滞在した3日間は、残念ながら、天気に恵まれたとはいえない。
風が強くて気温も低め、天気もコロコロ変わって、晴れたかと思えば雨が降ったり。
それでも、かなり充実した滞在ができて、大満足だった。
何といっても、良かったのは、火山の登頂。
といっても、標高391mなので、片道1時間から1時間半でガイドさんなしで簡単に登ることができる。
この火山の面白いところは、最初は黒い岩肌が、途中から赤い粘土質になり、最後に茶色の乾いたクレーターに到着する。
山頂のクレーターでは、噴煙の間近で体験できる。
噴煙の真っただ中に行くこともでき、火山を身をもって体感できるし、山頂からの眺めは最高。
が、山頂はかなり風が強く、風向きによっては、噴煙で視界が奪われ、呼吸も難しくなるので要注意。
そして楽しみにしていた泥沼温泉。
が、ロストバゲージのせいで水着がないから入れないー!
と思っていたら、入口で水着も購入可能。
ボロイ水着で2度と着ないだろうけど、10ユーロだったので購入して温泉へ。
入場料2ユーロと貸しタオル1ユーロも支払って、簡易更衣室へ。
泥沼温泉は、見た目と違って、湯上り後のシャワーなしでも問題ない。
ただし、硫黄の匂いはプンプンしているので、洋服に匂いが移ってしまう。
噂通り入浴後は肌が乾燥するので、しっかり保湿ケアをした方が無難ではある。
海水温泉は波が高すぎて断念したが、島内や海岸沿いをブラブラ。
のんびりと楽しい滞在ができた。
Vulcano della Fossa。
赤と黒のどちらの岩肌も触ると結構モロイ。

Vulcano della Fossa山頂からの眺め。
青い空と海がとっても綺麗。

柵も何もないので、間近で火山を観察できる。
ただし、風向きによって、突然、火山ガスに襲われるので、要注意。

温泉の温度は32度ということだけど、ちょいと肌寒い。
底は泥状になっていて、湧き出し口は暖かい。

Vulcanoの玄関口 Porto de Levante。
透明な海を上から眺めると、小魚が泳いでいるのがうかがえる。
Hotel Erosvia Porto Levante 64, Vulcano
可愛らしいホテルは、庭とプライベートビーチあり、シーズン中はビーチでのんびり過ごすのもあり。
ホテルと港の送迎ミニバスがあるので、時間が合えば中心地へもバスを使える。
といっても、中心地や泥沼温泉にも近く徒歩で楽にいける。
部屋は広くて清潔、テラスからは、海とミニ火山Vulcanettoを眺めることができる。
朝食はバイキング式で、毎日同じメニューだけど、そこそこバラエティーがあって、それ程悪くない方かも。
Ristaurante DA MAURIZIOvia Provinciale 45, Vulcano
港からヴルカーノ・デッラ・フォッサに向かう道沿いにあるレストラン。
モダンな内装とは違って、メニューはクラシック。
アミューズ・ブーシュも前菜かと思うようなボリューム。
メインも新鮮な材料で丁寧に作られていて◎。
値段もお手頃、メインとカラフワイン、ミネラルウォーターにデザートを頼んで、二人で35ユーロ。
CONAD街の中心にあるスーパー。
午後1時半から4時迄お昼休みだけど、夜は8時までで、日曜日も営業ととっても便利。