久々に眼鏡を新調した。
こないだ作ったのは、おそらく3年程前。
フランスでは、眼鏡は医療器具ととして、レンズはセキュ(国民健康保険)でカバーさせる。
ただし、カバー額はとってーも小額なので、それだけでは当然眼鏡なんて買えず、ほぼ自腹となる。
もちろんフレームは対象外なので、これまた自腹。
そんな訳なので、ここで登場するのが、ミュチュエル。
この『自腹』の部分をカバーために任意で加入する共済健康保険である。
いくらカバーさせるかは契約書などに書いてあるけど、電話で金額を聞くのが一番手っ取り早い。
ということで、私も電話をして、何がいくら払戻しされるかを確認。
フランスのめんどくさいシステムに従って、
1)眼科医で診察をうけて、処方箋をもらう
2)それを持って、メガネ屋さんで眼鏡を購入
って、こういう風に書くと、それほどめんどくさくなさそうでしょう??
ところが、まず眼科医の診察の、アポ取りの為にTEL。
パリ近郊では、1、2週間後にアポが取れることもあるけど、地方だと半年待ちなんてのもざら。
それから、メガネ屋さんも、大きなチェーン店でなければ、レンズのストックがないことが多い。
なので、メガネを受け取る為に、もう一度メガネ屋さんに行くことになる。
これは、コンタクトも基本的に同じ流れ。
おまけに、メガネは付けてみてしっくりこなければ、微調整に出向かないといけない。
ステップは単純そうなんだけど、結構めんどくさい。
さてさて、今回は、初めて日本のメガネ屋さんを利用してみることにした。
というのが、私は渡仏以来、今回を含めて3人の眼科医の診察をうけた。
一番最初の眼科医は、しっかり診察してくれ、かなりズバズバ言うけど、アドバイスも的確。
ネックはアポが取り難くて、最初のアポは1カ月以上待たないといけなかったのと、残念ながら、引っ越してとっても行き難くなって通わなくなってしまった。
次の眼科医は以前の職場の近所で、おまけにTEL当日にアポが取れた。
が、処方箋でもらった度数は、かなり適当だったようで、出来上がったメガネはイマイチ。。。
メガネ屋さんで再検診してもらった結果、全然違う度数のメガネが仕上がった。
そんなこともあったので、今回の眼科医は、知り合いに紹介してもらった。
アポは2週間程でとれて、いざ行ってみると、検眼などはきちんとしてくれる。
が、コンタクトの処方箋となると、今まで使っていたのは何?と同じものをだすから、とのとこ。
なんだ、それ。。。
ま、使い慣れたモデルを変えると違和感があるということなんだろうけど。
ただ、ハードからソフトに変えたいんですけど、どちらでも好きなのをどうぞと。
でも、ハードの方が目にいんですよね、最近疲れ芽気味だしと言うと、まあ、そうですね、それじゃあ、必要な処方箋全部だしておくから、と。
融通がきくというか、適当というか。。。
そんな経験から、コンタクトもメガネも、メガネ屋さんでちゃんと検診してくれる所で買いたいなぁと。
ただ、フランスでは、最近増えてきたけど、最初から検診してメガネを作ってくれるメガネ屋さんは少ない。
コンタクトにいたっては、さらに少ない。
とうことで、購入前に検診してくれる日系のメガネ屋さんで買うことにした。
あと、フランス系だと、鼻低な私には、快適でありながら気に入ったメガネがなかなか見つからない、という悩みもあるし。。。
パリにある日系のメガネ屋さんといえば、有名チェーンのパリミキと独立系かなうメガネ。
ただ、パリミキは有名ブランド系のフレームばかりで、フレームがかなりの高額、という話をきいていた。
さらに、検診をする人は1人しかいないので、アポをとらないといけないとのこと。
あ、また、フランスシステムだわぁ。。。
かなうメガネにも問い合わせしてみると、いつでもどうぞ、と気さくなお答え(笑。
という訳で、ルーブル近くにあるお店へ。
小さなお店の奥には、作業デスクと、日本のメガネ屋さんにある検針装置、左右の壁にはメガネのフレーム。
愛想の良いご主人が、検診をしつつ色々と説明をしてくれる。
メガネの検診は、一昼夜はコンタクトをはずした状態でないと正しく検診できないとのこと。
また、コンタクトは、日本では欧州より標準直径が小さいので、こちらサイズだと不快感を感じることが多いのだという。
処方箋は9.6mmだったが、実際に使っていたのは9.2mmということで、アドバイスに従ってこのサイズを選択した。
フレームの主流は200ユーロから250ユーロと良心的な価格で、種類もそこそこ。
メガネも顔や、目の形や度数による歪み、好みなんかから、選択肢のアドバイスをくれる。
費用の清算は、お店に全額支払って、セキュやミュチュエルへの払戻しするという方法なので、自己負担金の計算や、手続き方法も教えてくれる。
1時間半ほどかかって、無事、メガネのフレーム、レンズ、コンタクトの選択完了。
一週間後、出来上がったメガネとコンタクトの引き取りとお支払い。
2回払いなど分割も可能だそうなので、必要であれば相談してみるのも良いのでは。
出来上がったメガネ、今までとフレームも度数もすっかりリニューアルできて大満足。
次回作るときも、またお願いしよう。
ちなみに、日本ではメガネを買ったら本人がお店に全額払うけど、フランスでは、セキュとミュチュエルの払戻し金額を除いた、自己負担額だけを払うメガネ屋さんも多い。
Tier Payantというシステムで、薬局でよくお金を払わず薬を買えるのがこれ。
セキュで払い戻しされる薬を買う場合、薬局では薬の金額から、セキュの払い戻し額の差額だけ支払う。
ただし、ミュチュエルに加入している場合、自己負担部分が、契約に基づいた金額まで払戻しされる。
さらに、ミュチュエルにTier Payantがある場合、ミュチュエルのカバー部分が薬局に直接支払われる。
という訳で、全額カバーされていれば、薬局でお金を支払う必要がないので、お金を払わず薬を買うことができるのだ。
チェーン店などを代表にこのシステムを採用しているメガネ屋さんも多い。
これはミュチュエルの契約条件に含まれていることと、お店がそのシステムに加入していることが条件。
なので、メガネの場合も薬局同様、支払不要のこともあるが、メガネの場合は金額がピンキリなだけに、セキュとミュチュエルのカバー額から足が出てしまうことが多い。
で、Tier Payantというのは、その足の部分だけを支払えばOK。
ミュチュエルのカバー内容は、契約内容によって千差万別。
例えば、メガネやコンタクトの場合、よくあるのが、払戻しは年に1回のみ。
またセキュでの払戻しが可能なものだけしかミュチュエルしか払戻しされない場合、メガネのフレームはカバーされないし、コンタクトはかなり強い矯正度でなければカバーされないということになる。
高額な歯科治療やメガネ、コンタクトは、見積もりをとって、事前にミュチュエルの合意が必要な場合もある。
ミュチュエルに加入している場合は、購入前に、条件をよーくチェックしましょう。

正面から見ると落ち着いた茶色。
が、横から見るとピンクと緑の二層になっている点がお気に入り。
かなうメガネ
6, rue de l'Echelle Paris01
月‐土曜 10h30-19h
14h30-15h頃はお昼休みをしていることが多いそう
こないだ作ったのは、おそらく3年程前。
フランスでは、眼鏡は医療器具ととして、レンズはセキュ(国民健康保険)でカバーさせる。
ただし、カバー額はとってーも小額なので、それだけでは当然眼鏡なんて買えず、ほぼ自腹となる。
もちろんフレームは対象外なので、これまた自腹。
そんな訳なので、ここで登場するのが、ミュチュエル。
この『自腹』の部分をカバーために任意で加入する共済健康保険である。
いくらカバーさせるかは契約書などに書いてあるけど、電話で金額を聞くのが一番手っ取り早い。
ということで、私も電話をして、何がいくら払戻しされるかを確認。
フランスのめんどくさいシステムに従って、
1)眼科医で診察をうけて、処方箋をもらう
2)それを持って、メガネ屋さんで眼鏡を購入
って、こういう風に書くと、それほどめんどくさくなさそうでしょう??
ところが、まず眼科医の診察の、アポ取りの為にTEL。
パリ近郊では、1、2週間後にアポが取れることもあるけど、地方だと半年待ちなんてのもざら。
それから、メガネ屋さんも、大きなチェーン店でなければ、レンズのストックがないことが多い。
なので、メガネを受け取る為に、もう一度メガネ屋さんに行くことになる。
これは、コンタクトも基本的に同じ流れ。
おまけに、メガネは付けてみてしっくりこなければ、微調整に出向かないといけない。
ステップは単純そうなんだけど、結構めんどくさい。
さてさて、今回は、初めて日本のメガネ屋さんを利用してみることにした。
というのが、私は渡仏以来、今回を含めて3人の眼科医の診察をうけた。
一番最初の眼科医は、しっかり診察してくれ、かなりズバズバ言うけど、アドバイスも的確。
ネックはアポが取り難くて、最初のアポは1カ月以上待たないといけなかったのと、残念ながら、引っ越してとっても行き難くなって通わなくなってしまった。
次の眼科医は以前の職場の近所で、おまけにTEL当日にアポが取れた。
が、処方箋でもらった度数は、かなり適当だったようで、出来上がったメガネはイマイチ。。。
メガネ屋さんで再検診してもらった結果、全然違う度数のメガネが仕上がった。
そんなこともあったので、今回の眼科医は、知り合いに紹介してもらった。
アポは2週間程でとれて、いざ行ってみると、検眼などはきちんとしてくれる。
が、コンタクトの処方箋となると、今まで使っていたのは何?と同じものをだすから、とのとこ。
なんだ、それ。。。
ま、使い慣れたモデルを変えると違和感があるということなんだろうけど。
ただ、ハードからソフトに変えたいんですけど、どちらでも好きなのをどうぞと。
でも、ハードの方が目にいんですよね、最近疲れ芽気味だしと言うと、まあ、そうですね、それじゃあ、必要な処方箋全部だしておくから、と。
融通がきくというか、適当というか。。。
そんな経験から、コンタクトもメガネも、メガネ屋さんでちゃんと検診してくれる所で買いたいなぁと。
ただ、フランスでは、最近増えてきたけど、最初から検診してメガネを作ってくれるメガネ屋さんは少ない。
コンタクトにいたっては、さらに少ない。
とうことで、購入前に検診してくれる日系のメガネ屋さんで買うことにした。
あと、フランス系だと、鼻低な私には、快適でありながら気に入ったメガネがなかなか見つからない、という悩みもあるし。。。
パリにある日系のメガネ屋さんといえば、有名チェーンのパリミキと独立系かなうメガネ。
ただ、パリミキは有名ブランド系のフレームばかりで、フレームがかなりの高額、という話をきいていた。
さらに、検診をする人は1人しかいないので、アポをとらないといけないとのこと。
あ、また、フランスシステムだわぁ。。。
かなうメガネにも問い合わせしてみると、いつでもどうぞ、と気さくなお答え(笑。
という訳で、ルーブル近くにあるお店へ。
小さなお店の奥には、作業デスクと、日本のメガネ屋さんにある検針装置、左右の壁にはメガネのフレーム。
愛想の良いご主人が、検診をしつつ色々と説明をしてくれる。
メガネの検診は、一昼夜はコンタクトをはずした状態でないと正しく検診できないとのこと。
また、コンタクトは、日本では欧州より標準直径が小さいので、こちらサイズだと不快感を感じることが多いのだという。
処方箋は9.6mmだったが、実際に使っていたのは9.2mmということで、アドバイスに従ってこのサイズを選択した。
フレームの主流は200ユーロから250ユーロと良心的な価格で、種類もそこそこ。
メガネも顔や、目の形や度数による歪み、好みなんかから、選択肢のアドバイスをくれる。
費用の清算は、お店に全額支払って、セキュやミュチュエルへの払戻しするという方法なので、自己負担金の計算や、手続き方法も教えてくれる。
1時間半ほどかかって、無事、メガネのフレーム、レンズ、コンタクトの選択完了。
一週間後、出来上がったメガネとコンタクトの引き取りとお支払い。
2回払いなど分割も可能だそうなので、必要であれば相談してみるのも良いのでは。
出来上がったメガネ、今までとフレームも度数もすっかりリニューアルできて大満足。
次回作るときも、またお願いしよう。
ちなみに、日本ではメガネを買ったら本人がお店に全額払うけど、フランスでは、セキュとミュチュエルの払戻し金額を除いた、自己負担額だけを払うメガネ屋さんも多い。
Tier Payantというシステムで、薬局でよくお金を払わず薬を買えるのがこれ。
セキュで払い戻しされる薬を買う場合、薬局では薬の金額から、セキュの払い戻し額の差額だけ支払う。
ただし、ミュチュエルに加入している場合、自己負担部分が、契約に基づいた金額まで払戻しされる。
さらに、ミュチュエルにTier Payantがある場合、ミュチュエルのカバー部分が薬局に直接支払われる。
という訳で、全額カバーされていれば、薬局でお金を支払う必要がないので、お金を払わず薬を買うことができるのだ。
チェーン店などを代表にこのシステムを採用しているメガネ屋さんも多い。
これはミュチュエルの契約条件に含まれていることと、お店がそのシステムに加入していることが条件。
なので、メガネの場合も薬局同様、支払不要のこともあるが、メガネの場合は金額がピンキリなだけに、セキュとミュチュエルのカバー額から足が出てしまうことが多い。
で、Tier Payantというのは、その足の部分だけを支払えばOK。
ミュチュエルのカバー内容は、契約内容によって千差万別。
例えば、メガネやコンタクトの場合、よくあるのが、払戻しは年に1回のみ。
またセキュでの払戻しが可能なものだけしかミュチュエルしか払戻しされない場合、メガネのフレームはカバーされないし、コンタクトはかなり強い矯正度でなければカバーされないということになる。
高額な歯科治療やメガネ、コンタクトは、見積もりをとって、事前にミュチュエルの合意が必要な場合もある。
ミュチュエルに加入している場合は、購入前に、条件をよーくチェックしましょう。
正面から見ると落ち着いた茶色。
が、横から見るとピンクと緑の二層になっている点がお気に入り。
かなうメガネ
6, rue de l'Echelle Paris01
月‐土曜 10h30-19h
14h30-15h頃はお昼休みをしていることが多いそう