7月9日(金)

いやはや、ひ~~~っさしぶりの日記だぁ。
この間何をしていたかというと…
6月21~27日の1週間、プロヴァンス、コートダジュールにバカンスに行っておりました。
それから、ジュブレシャンベルタンのカーヴめぐりをしたり。
そして6月30日、パリに引越し。
パリに到着して約1週間、観光と手続きをしながら今日に至るといった感じ。

バカンスは、アヴィニョンとニースを拠点に、それぞれ近くの街や村を訪問。
何よりこのバカンスで満喫したのは、南仏の燦々と輝く太陽!
おかげで、何年ぶりっていうくらい焼けて、現在こんがり小麦色。

アヴィニョンは、ものすごく観光局が充実。
各モニュメントのパスや、アヴィニョン発のツアーも充実。
なかでも、Les Beaux de Provenceはと~っても素敵だった。
残念なのはバスツアーを利用したので、時間の制限があったこと。
できれば1泊したいくらい。
コートダジュールは、なんと言っても海!海がものすごく綺麗。
1週間でバタバタだったけど、南の太陽を浴びて大満足!

そして、ワインに詳しい友人と一緒に、ジュブレシャンベルタンのカーヴめぐり。
友人が予約してくれて、4件回った。
もったいないけど、全部は飲めない…。
最後に行ったカーヴが特に印象的。
オーナーはとってもいい人で、作り方の説明をしてくれた後、いざカーヴへ。
少しカビの匂いのするが、きちんと整備されたカーブで試飲。
畑によって、違いのはっきり分かる順で飲んでいく。
お願いしたら、赤と白のボトルも開けてくれ、最後に1級のワインもいただいた。
う~ん、幸せだぁ~。

そして、いざパリへ。
当日午前中、SNCFのサービスを利用して、スーツケースなどかばんを3つ送る。
ちなみに、これは郵便よりはるかに安くて便利。
家から家に荷物を運んでくれる。
旅行者1人につき、荷物を3つ(30Kg未満)まで送れる。
ただし、集荷時間が、午前、午後しか指定できないのと、荷物はかばんに入れないといけない。
1つ目が23ユーロで、以降各10ユーロ(詳しくは直接ご確認を)。

次に、マダムと一緒に、アパートのEtat des lieux(立会い)をする。
ムッシューがいなかったのが残念だけど、マダムと娘さんと記念撮影。
本当に、ディジョンでこのアパートに住めて良かった。
ディジョンを去るのに一番残念なのは、このアパートを離れることかもしれない。
多少の制約はあったけど、それ以上の充実した毎日を過ごせたと思う。

で、友人O氏と供にTGVでパリへ。
引越し屋O氏がいてくれたおかげで、今回の移動は本当に助かった。
さすがプロ、荷造りも早いし、手際も良い。
そして、今回ラッキーだったのは、TGVの荷物置き場が使えたこと。
依然として、一部は封鎖されてたが、バカンス時期だからか、
結構なスペースが使えるようになってたので、助かった!

で、パリでは、O氏は観光、私は半日手続きをして、半日観光みたいな感じ。
そうです、滞在許可証の住所変更、電話の開線、アルバイトの面接などなど。
結構、時間かかるんですは、これが…。
ここで書くと、とんでもないことになるので、詳しくは、追々手続きコーナーに記載予定ということで。

それにしても、パリは食べ物が美味しい。
改めて、パンは旨い!もちろん高いんだけど。
うちから、ポワラーヌや、ちょっと遠いけど、プージョラン、ジェラールミュロまで歩いていける。
ちなみに、私はプージョランのクロワッサンが好き。
それから、ジャン・ポール・エヴァンで夏限定のケーキ(Choco-Passion)を食べたり。
メゾン・ドュ・ショコラのオランジェットを食べたり。
O氏と共に、色々食べくらべ。

そして、今まさにバーゲン時期。
うぅ~、ついつい買い物してしまいそうになる…。
なんせ品揃えが地方とは全然違うから。
あぁ、パリって、いいなぁ~、危険だなぁ~。

が、もちろんパリは良い面ばかりじゃない。
とにかく、パリに来てからイライライライラさせられる。
まず、人の愛想のない、冷たい、バカが多い。
顔つきからして違う。
もちろん、そんな人ばっかりじゃないけど、とにかくムカつく人に当たる確率が急上昇。
で、手続きの手間、時間が、すっごいかかる。
待ち時間も、すっご~く長い。
で、待った後、『あっち』行ってと言われ、その『あっち』へ。
その『あっち』が遠いし、その『あっち』で、またまた『あっち』行って…みたいな。
とにかくめんどくさい。

という訳で、始ったばかりのパリ生活。
今後はどうなることでしょう(笑)。
そうそう、バカンス中についにデジカメの充電池の寿命がつきてしまった…。
よって、しばらく写真はござりません。
掲載写真は、友人O氏の高性能ビデオカメラで撮影したものを提供いただいたもの。


7月12日(月)

…この一週間、毎日雨…シトシトシト。
日本みたいに、一日中降ってる訳じゃない。
だんだん雲が広がって、ざぁ~って10分か20分くらい激しく降る。
で、止んで、晴れ間が広がったりする。
一日の中で、この状態が何回か繰り返されるんだけど、それがこの一週間くらい毎日続いてる。
ま、まさか梅雨ではないでしょうが、南仏の輝くような太陽を浴びてきた私にこれはツライ。
なので、今は肌寒いくらい。
猛暑とどっちが良いかと言われると、こっちの方がいいかもしれない。
けど、やっぱお外を散歩したい~。


7月20日(火)

今年は昨年の猛暑と打って変わって、どうも冷夏のよう、今のところ。
それでもやっぱり、お風呂上りには、扇風機欲しいかも…と既に思ってしまう。
いかんいかん、そんなのは気のせいと打ち消しつつ。

最近考えてること、『パリでのお楽しみは何にしよう?』ということ。
もちろん、パリには誘惑の魔の手?とでも申しましょうか、出費のかさむ楽しみがたくさ~んある。
が、現在無収入の学生の身分で、そこにお金はつぎこめない。
あまりお金のかからない楽しみ、さて何をしよう?
せっかくフランス、それもパリにいる間に出来ること。
そして、食べることが大好きな私。
かといって、レストランにしょっちゅう行くわけにも行かず、行けるところといえば?
そう、パン屋さんなのだ。
そこで、今日からぼちぼちと、パン屋さん巡りをしようと思った。
キーワードは『プージョランを超えるクロワッサンを探そう!』

単純に、今まで食べたクロワッサンの中で、プージョランが一番気に入ったから。
他の種類のパンだと、別の店が好きだったりするんだけど。
(注:これは、あくまでこたるの好みです)

今まで行ったパン屋さんは、近所のパン屋さん。
有名所では、プージョラン、ポワラーヌ、ジェラール・ミュロ。
あとは、PAULかな(あ、パリでは行ってないか)。
どれも、徒歩でいける所だけど(笑)。
私的にはアップルパイ(chausson aux pommes)も好きなので、ついつい一緒に買ってしまう。

そんな訳で、今日はMaison Kayserに行ってきた。
そう、日本にも進出してますな。
Kayserはパリに数店舗あって、一番近いお店が、家から、1キロか2キロ位の所にある。
それで、すたこらと歩いて行った。
場所は分かりやすくて、お店も明るい雰囲気でなかなかよい感じ。
カウンターみたいなのがあって、その場でも食べれるもよう。
店に到着したのが、6時半位だったかな。
なななんと、肝心のクロワッサンがない~(泣)。
パリのパン屋さんは比較的遅くまでやっていて、7時くらいでも結構種類があったりするんだけど。
しょうがないので、バゲットとパン・オ・ショコラ、チョコレートマフィンみたいなの(Cake au chocolat)を買って帰った。
ちなみに、フランスではバゲットは半分(une demi-baguette)で買える。
一人暮らしの人間にはとってもありがたいシステムなのだ。

そうそう、ちょっと余談。
ディジョンの色々なパン屋さんでクロワッサンを買った。
が、どうも、『これは!』っていうのに巡り合わなかった。
で、ディジョンで私が一番気に入ってたのが、カルフールというスーパーのクロワッサン(笑)。
これも2種類あるけど、もちろんcroissant pur beurre(バター)の方。
もう一種類は植物(カルフールでは向日葵だったと思う)オイルを使ってるみたい。
ちなみに、パリではcroissant pur beurreと書いてあるパン屋さんが多い気がする。
その一種類しかないお店でも。
もちろん、バターの方が甘くて、こくがあって美味しい。
(少なくとも私はそう思う、可能な方はぜひ食べ比べを)

またまたかなり話がそれたので、元に戻すと、
このカルフールのクロワッサンを、食べる前にフライパンで軽く焼くのです。
それで食べると、結構美味しいし、お値段もお買い得!
それから、ディジョンではパン・オ・ショコラのことを、店によってはよく、クロワッサン・オ・ショコラとなっていた。
これは何でなんだろう?
他の街はどうなんだろう?


7月21日(水)

今日は、家からサンミッシェルまで、お買い物兼お散歩。
バーゲン最終週なのでか、どこのお店も人が多い!
ネットで調べたパン屋さんに行こうと思って、そこに行ったら、お目当てのパン屋さんはなくなった。
そして、Kayserが出来てるでは!
なので、クロワッサンを買って美味しく頂いた。
気軽に行ける場所なのはOKだけど、プージョランの方が好きだった…残念。


7月22日(木)

今朝は近くのマルシェへ。
ここのマルシェからは、エッフェル塔がきれ~に見える。
場所柄か、マルシェの商品はどれもスーパーよりも新鮮でお安い。
ま、家の周りにあるのが、ちょっと高すぎる!だけかもしれないけど…。
しかも、ディジョンではとても高かった、もやしなんかは、パリの方が安い。
普通のマルシェで、もやしや椎茸を発見し、思わず買ってしまった。


7月25日(日)

本日、ツールドフランスの最終日!
なので、シャンゼリゼにゴールを見に行こうと思っていた。
友達の家で、ビール飲みつつ、ご飯を食べながら待機してた。
と、うっかりまったりし過ぎてしまった…。
ハッと気づけば4時過ぎで、慌ててTVをつけてみる。
な~んかヘリの音がすると思えば、一行はパリに着いてるでは!
あ~、今この側通ってるよ~と思わず叫ぶが、どうしようもない。
仕方ないので、TV観戦。
ちなみに、このTV、白黒な上に、受信状況が悪いから、見難いのなんのって…。
それでも、ないよりは絶対いいと、TVのないこたるは思ったが。
その後も、延々と飲んで食べて…。
結局、ツールドフランスより、美味しかった料理の記憶しか残ってない(笑)。
ま、楽しい一日だったから、いいのだ!


7月28日(水)

あ・つ・い!太陽が眩しい!
つい先日までとのこの温度差はな~に~。
しかも、最低気温は15、6度なんですけど…気温差激しすぎ!
ま、家やお店に避難してれば、問題ないんだけど(笑)。
それにしても、こっちは日没が遅いので、当然、夕方5時、6時はまだまだ絶好調に暑い!
なので、夕方涼しくなってから買い物~って、7時か8時なんだよね。
そんな訳で?、今日は私の利用しているスーパーについて。

パリのスーパーは、閉店が遅くて助かる。
最近の御用達?は、ボンマルシェにあるGrande Epicerie Paris。
ここは、9時まで開いてるから大助かり。
今はお水買うのも、牛乳買うのもここ。
悲しいかな、一番近く激安スーパー?Ed、の次に近くて安いのがここ。
Edはものすごく安いんだけど、品揃えがない。
一個の商品に対して、1、2種類とか。
スーパーをウロウロすることが楽しみな私には、これはちょっと辛い。

で、次に近いスーパーはいわゆる普通のふーパーなんだけど、ボンマルシェのより高いの!
別に高級スーパーじゃなのに(見た目では)。
ボンマルシェのは、日本で言う、デパ地下みたいなもんなのに、それより高いって…理解不能。

で、次がサンジェルマンデプレのモノプリ。
が、この距離になると、水1本、牛乳1本+その他諸々を買って帰るのはちょっと辛い。
なので、ここでは、あまり重くならないものを買う。

あとは、郊外大型スーパー、ディジョンでおなじみのカルフール。
他にも大きなスーパーはあるけど、地下鉄で1本でいける便利な場所にカルフールが1件あるのだ。
が、ディジョンのToison d'Orの様に大きくないんだな~。
それでも、ボンマルシェやモノプリより品数も豊富でし、安いから助かる。
が、交通費もかかるので、しょっちゅうは行かない。
他にも何件かスーパーは見かけたけど、買い物や散歩の途中だったりしたから入ったことは無い。
まだまだスーパー開拓は続く…。

ちなみに、今日のパン。
またまたPoilaneのパンとTarte aux pommesとクロワッサンを購入。
よく考えたら、ポワラーヌのクロワッサン食べてない気が…。
クロワッサンはかなりお上品な形で、結構小さい。
味はかなりバターたっぷりで、表面は少しサックリ系。
ま、そこそこ美味しいが、私的には、バターがちょっと重かった。
Tarte aux pommesは、まずは第一声は高い!1個2ユーロもする。
だから、その値段分の味を期待してしまう。
普通に美味しいけど、『あぁ、また食べたい~♪』って程ではない。
実は、これは前に食べたけど、その日も期待程じゃなくて…。
でも、もう一回食べてみたら美味しいかも、と思って今日も買ってみた。
が、もう買わなくてもいいかも…もっと美味しいのを探そう、高いし。

ただこのポワラーヌの看板(?)パン、スーパーとかでも買えるんだけど、これは美味しんだよね♪
Pain de campagneという感じで、程よい酸味としっかりした味で、チーズとの相性は最高。
軽くトーストしてバターとジャムで食べるのもいいが、焼かずに、もっちり感を味わうのも悪くない。

そういえば、このポワラーヌのパン、日本でも空輸してるのが売ってるらしい。
しかも、1個1万円以上するとかしないとか。
で、このパンを友人O氏は1個買って日本にご自分で空輸なさいました(笑)。
ところが、そのパンを、日本のジメジメの暑い部屋に置きっぱなしにして、1日でカビさせたそうな!
あぁ、もったいない!